和初期…どんなに過酷な状況に追い込まれようとも脱獄を成功させる男がいた。その名は鈴木雅之(板尾創路)。独創的なアイデアと類希なる身体能力を駆使し、ことごとく脱獄を繰り返す彼のことを世間は「脱獄王」と・・・
一宿一飯の義理から行きずりの渡世人を斬った流れやくざの伊太郎が、足を洗って踏み込んだ潮来出島の水の里、兄の仇とは知りつつも慕い寄る村娘・お絹といつしか人目を忍ぶ恋路の果てに、やくざ故の宿命が待ち伏せ・・・
「イタズ」とは東北地方の方言で、“神からの授かりもの”ということで尊んだ「熊」の呼び名である。
人喰い熊と化した母熊を失った仔熊のゴン太は狩人(マタギ)一家の少年に出会い、育てられる。
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天童荒太が7年の歳月を費やし、魂を振り絞るように書き上げ、2008年第140回直木賞を受賞し、70万部を超えるベストセラーとなった「悼む人」(文藝春秋刊)が堤幸彦の手により映画化。11都市5万人の魂・・・