鉄火奉行遠山左衛門亟と素浪人神尾左近の二役で大活躍する右太衛門を主軸に、謎の魔童子の跳梁を絡ませた興味万点の大江戸捕物帳。剣あり、恋あり、猟奇あり、唄あり、笑いありという娯楽時代劇の黄金篇。
七つの顔をもつ名探偵多羅尾伴内久々の活躍。日本の財宝「片目の魔王」をめぐって次々に起きる連続殺人事件の謎。巧みな変装によって怪事件の真只中に飛び込み、得意の二挺拳銃を縦横に裁く、本格的探偵篇。
泥沼の中に咲いた哀愁の恋をめぐって登場する様々の人物を追いながら爛熟と頽廃のニ世相に喘ぐそれら人間像を一つの江戸市井風俗として描く、時代劇の新生面を拓く良心傑作篇。
前篇の興味も新たに正義の浪人青江京介が武州三万石の生死を賭けて縦横無尽の活躍をする。正義が勝つか!邪悪が勝つか!時代劇ファンを昂奮の坩堝に叩き込む痛快篇。
「新書太閤記」の第二部、信長の彗眼にとまった籐吉郎が、一介の草履取りから機智縦横天武の才をふるって次第に取りたてられ桶狭間に初陣する迄の豪華スペクタクル合戦絵巻。