早稲田大学七十年の歴史を通して、日本の学園とそこに学ぶ若人たちの青春を三代に亘って描く劃期的な文芸巨編。学問の殿堂に初めてカメラを据えた東映が、世界に贈る良心大作である。
「新書太閤記」の第二部、信長の彗眼にとまった籐吉郎が、一介の草履取りから機智縦横天武の才をふるって次第に取りたてられ桶狭間に初陣する迄の豪華スペクタクル合戦絵巻。
前篇の興味も新たに正義の浪人青江京介が武州三万石の生死を賭けて縦横無尽の活躍をする。正義が勝つか!邪悪が勝つか!時代劇ファンを昂奮の坩堝に叩き込む痛快篇。
'53年1月の朝日賞授賞式上起こった実話(モデルは大阪大医学部教授黒津敏行氏)を基に、中村定郎が脚本をかいた。監督は田畠恒男。撮影、音楽は平林孝三郡、万城目正。北龍二、夏川静江、小園蓉子、野添ひとみ・・・
製作は山口松三郎、雑誌『主婦と生活』に連載された竹田敏彦の原作から、池田忠雄と長瀬喜伴が脚色、監督は佐々木啓祐、撮影は同じく鶴見正二である。主なる出演者は、水谷八重子、高田稔、角梨枝子、高橋貞二、夏・・・