ぐれて六年、斬って流れて又一年、阪妻の天狗の安は堅気なくらしが恋しかった。恋女房お静に云い寄る親分の堅気への旅立ちに斬り捨てる天狗の安は男一匹。東映の誇る娯楽篇。
恋と義理の板挟み、泣かぬ男の長脇差に血の涙が一滴二滴、ご存知吉良の仁吉のやくざの恩愛の恋絵巻に加えて浪曲界の至宝松平国十郎が切々の名調子を全編に流す興味万点の荒神山血笑記を描く東映京都の痛快篇である・・・
激闘又激闘!火を吐く二挺ピストル密輸団と海上保安隊の、壮烈な一大活劇!千恵蔵、右太衛門の圧倒的顔合せがスリルと昂奮を呼んで、手に汗を握る男性的な大豪華篇。