風雲渦巻く維新前夜、勤皇思想抬頭の美名にかくれて、天下覆滅を狙う仙台黄門の野望の前に敢然立塞がった白衣白頭巾の人呼んで気まぐれ左近が花咲かす剣と恋の大ロマン。
飽くなき欲望、限りなき脅迫者と斗う若き建築技師と、彼に絡まる不気味な殺人事件。異常なまでのスリルとサスペンスで貫かれた本格的スリラー巨篇「点と線」の小林恒夫監督が会心のメガホンで描く。
水戸黄門漫遊記「地獄谷の豪族」と、「伏魔殿の妖賊」の総輯篇で、水戸黄門が諸国漫遊の途中に起こる、数々の善玉悪玉事件を捌く、奇智とユーモアに満ちた痛快篇である。