失恋の痛手を胸に秘めて単身上京した青年が、慣れぬ都会の荒波にもまれながらも、歯を食いしばって頑張り、母親を宿願の東京見物に呼ぶという、三橋美智也主演の歌謡メロドラマの傑作。
好評「べらんめぇ芸者」シリーズ第三弾。意気と度胸でまかり通る鉄火芸者の小春姐さんと家出した財閥御曹子を巡って、恋愛騒動・珍事件が続発。ユーモア溢れる下町編。
社会の注目を浴びている集団就職の店員たち、働く青少年の集まりである“根っ子の会”を登場させて、一人の街のチンピラが“根っ子の会”の善意と姉の愛情に見守られながら更生していく姿を明るく描いた青春映画。
魚屋五郎はイキはいいが怠け者なのが玉にキズ。だが愛する妹お菊が奉公先の旗本青山播磨に斬られたと知ったとき、捨て身になって旗本屋敷へ怒鳴り込むのです。錦之助の二役主演。
「天一坊は真実、将軍の御落胤だった」馴染み深い伊賀之亮、天一坊の物語に意表をつく解釈を加えて、軍師伊賀之亮の底知れぬ人間的度量、若き天一坊が真実の父を求めた故の悲劇を重厚な筆緻で綴る。
二年振りに故郷に帰ったヤクザが、愛しい女を地元ボスに奪われたことから事件が発展、馬を引き連れ旅に出るのだが各所で珍事件続出。動物への愛情を描きながら、スリルと爆笑で全編を綴った特異な股旅時代劇。